概要
Supabase はオープンソースのバックエンド プラットフォームで、データの永続保存やバックエンド機能を提供します。MGX と Supabase を接続することで、ブラウザのメモリにのみ保存され、リフレッシュや閉じると失われるデータ問題を解決できます。統合により、MGX で作成した Web サイトを永続的ストレージと高度な機能を備えた本格的なアプリケーションに変換できます。
主な利点(開発経験不要以外の3つのメリット)
クイックセットアップ:数分でバックエンドを起動し、開発を加速。
高いスケーラビリティ:ユーザー増加に対応し、制限なくプロジェクトを拡張可能。
高コストパフォーマンス:小規模プロジェクトやスタートアップに最適な無料プランあり。
MGX と Supabase の接続方法
統合の開始
MGX プロジェクトのチャット画面を開きます。
右上の Supabase タブから Connect Supabase ボタンをクリック。
画面の案内に従って接続を開始。
認証とプロジェクト設定
ポップアップが表示され、Supabase アカウントへのログインを求められます。
ドロップダウンから組織を選択。
Authorize MGX をクリックしてアカウントを認証(数秒で完了、手動設定不要)。
既存プロジェクトを選ぶか +Add New One で新規作成。
自動設定
MGX がデータベース構造・テーブル・セキュリティ設定を自動取得。
「Supabase Connected」と表示されたら接続完了です。
ユーザー認証
Supabase Auth を使えば、アプリへの認証機能を簡単に追加できます。MGX は以下2種類をサポート:
メール+パスワード
Google ソーシャルログイン
メール+パスワード
有効な Supabase アカウントを認証済みに。
チャットで「認証を追加」と入力。
Supabase Auth に接続されたログイン/登録ページが自動生成。
MGX 画面または Supabase ダッシュボード(Authentication → Users)でテストユーザーを作成。
Google ログイン
Supabase ダッシュボード → Authentication → Sign In/Up で Google を有効化。
Google Cloud Console で新規プロジェクトを作成し、OAuth 資格情報を取得。
チャットで「Google 認証を追加」と入力。
ログインページで動作をテストし、リダイレクトが正しく行われるか確認。
データ保存と同期
保存したいデータをチャットで指示(例:「新しい旅行記録をデータベースに保存してください」)。
MGX が自動的に必要なデータベース構造を設定。
アプリでデータを追加して更新し、Supabase 上で同期を確認。
Supabase Table Editor で変更したデータもリアルタイムで MGX アプリに反映。
Edge Functions
Supabase Edge Functions はユーザーに近いサーバーノードで動作するサーバーレスのバックエンド機能です。
典型的な利用例:
登録後に自動でウェルカムメール送信
フォーム送信時に AI API を呼び出し内容を解析
決済時に Stripe など外部決済ゲートウェイを統合
定期通知(メール/プッシュ)を自動送信
MGX は API キー管理を安全に実施:Add API Key ボタンからキーを入力すると Supabase に暗号化保存され、実行時に安全に注入されます。
バックエンド関数の追加とデプロイ
チャットに要件を入力(例:「食品写真をアップロードするとカロリーを推定する Gemini API を呼び出す Web ページを生成して」)。
生成されたコード後に Add API Key でキーを入力。
View in Edge Function をクリックして Supabase Edge Function ページでデプロイ。
よくある質問(FAQ)
MGX アプリに Supabase 機能を追加するには?
右上の認証ボタンで Supabase を承認 → プロジェクト選択 → チャットで要件を共有。
Supabase はソーシャルログインをサポートしますか?
はい。メール+パスワード、ワンタイムパスワード、Google/Twitter/GitHub、電話番号、SAML SSO、匿名ログインなど。
アプリごとに Supabase プロジェクトを作成する必要がありますか?
必要に応じて既存プロジェクトを選択または新規作成。1つのチャットは1プロジェクトに接続可能。
Remix 後も接続は維持されますか?
Remix 後は接続が切断され、再認証が必要です。他ユーザーが App World で共有した Supabase 接続アプリは Remix 不可。
複数の MGX プロジェクトで1つの Supabase データベースを使用できますか?
可能ですが、接続と設定を慎重に管理してください。
組織リストにプロジェクトが表示されないのはなぜ?
無料プランでは7日間アクティビティがないプロジェクトは自動停止されます。MGX の Organizations で Inactive フィルターを選択して確認してください。
「The organization has been bound by another user」と表示された場合
Supabase は1組織1 MGX アカウントの OAuth バインドを要求します。Supabase Dashboard → Settings → API → OAuth Apps で既存の MGX OAuth 許可を削除し、自分のアカウントで再接続してください。